幼稚園選びのポイントの一つ、通園方法と通園時間について。
実は幼稚園の通園方法、情報収集が難しかったりしませんか?
などなど、
こんな送迎問題があるなら別の幼稚園を選んだのに!
という問題に後から気がつく…なんて絶対に避けたいところです。
特に悩むのが、
「幼稚園へ、徒歩で行く?園バスで行く?」という二択。
「通園方法それぞれのメリットデメリット」をまとめてご紹介します!
目次
幼稚園バスを利用するときのメリット
まずは幼稚園バスを利用する場合のメリットから確認していきましょう!
幼稚園バスに乗ることを前提にするなら、より広範囲の幼稚園まで対象になり、選択肢が一気に増えたりします。
幼稚園バスならより家の近くまで来てくれる
幼稚園のバス停は、基本的に大勢の人数を乗降させることを前提にしていません。
園児たちが待機できるスペースや待機場所の目の前の敷地の許可を取る必要もあるからです。乗り降りに時間がかかったりしないように配慮しています。
数百メートルおきに、数人ずつさっと乗り降りさせられるスペースで細かくバス停を設定しているケースが多いです。
大規模マンションで車寄せがある場合はマンションの入り口まで、「自宅前の道が広く、バスを一時停止させることができるなら、自宅前をバス停にします」という幼稚園もあるくらい。
自宅から少しでも近いところまでの送迎で済むのはいちばんのメリットです。
同じ園バス停ママさんたちと仲良くなりやすい
バスの時刻は一応決まっていても、道路の混雑状況や前のバス停での待ち時間などで、毎日数分は園バスの到着時間は変わってしまうもの。少し早めにバス停についておくことが基本です。
徒歩通園であれば「門のところでさようなら」で立ち止まる必要もありませんが、バス停だと毎日数分、一緒に到着を待つママさんたちと交流する時間があります。
幼稚園預り時間が実質長くなる
「幼稚園の保育時間は9時からだけど、園バスは各方面を回るので朝8時に集合」
「お歩きさんの降園は2時だけど、園バスがバス停に戻ってくるのは14時半」
幼稚園からバス停までの距離、コースによっても変わりますが、ほとんどの園バスで「徒歩通園よりも実質的に帰宅するまで時間がかかる」のは確か。
お仕事をしている、小さい兄弟がいる、出産を控えているなど、できるだけ預かり時間を長くしてほしい方には魅力です。
毎日の生活スタイルに直接影響するだけに、時間はしっかり確認しましょう。
違う学年の子どものイメージが湧きやすい
同じバス停には、当然違う学年の子どもたちも一緒にバスを待ちます。
特に初めてのお子さんだったりすると、
「おしゃべりが拙くて心配。どれくらいが普通なんだろう?」
といった「将来への心配ごと」たくさんあったりしますよね。
園バスの待ち時間で、ほかのお子さんの様子を定期的に見ることができるので、「年中さんや年長さんになったら、こんなにしっかり挨拶できるようになるんだな」「帽子は案外壊れなさそうだから、もうワンサイズ大きいのを買おうかな」といった子育ての将来へのイメージが湧きます。
幼稚園の選択肢が広がる
幼稚園バスを用意している幼稚園は基本的に規模が大きく、広範囲から園児を集める大型園や、インターや小学校受験に力を入れるといった特徴のある園が比較的多くなります。
給食や延長保育の有無、教育内容など、自分がこだわりたいポイントを広く探せるメリットがでてきます。
幼稚園バスを利用するときのデメリット
幼稚園バスを選ぶとでてくるデメリットももちろんあります。
ご家庭によって全く問題にならないこと、重要な問題となること、それぞれ違います。メリットよりもデメリットを事前にしっかりチェックしましょう!「こんな理由があるなら〇〇にしなかったのに…」となってしまうことを防げます!
園バス代だけ余計に費用がかかる
園バスの利用料は園バス利用者が別途負担するケースがほとんどです。園バスの運転手さんが園長さんで、たくさんの児童が利用する…といった園では比較的安く数百円程度ですが、外部委託していたり、園バス利用者が減少してしまった都市は2000円~3000円程度の利用料がかかる園もあります。
「申し込み人数で、経費を頭割りする」といった毎年数百円前後利用料が変わる園もあります。
兄弟で通園する場合は×人数分の費用がかかること、園バスは幼稚園無償化の対象外となることから、費用の面を重視したい場合は利用料について事前にしっかり問い合わせしましょう。
担任の先生とちょっとした立ち話がしにくい
基本的に長い時間停車できないのが園バス。
「劇の配役、主人公やりたいって張り切ってます!」
「この前可愛いばんそうこう貼ってもらってありがとうございました!」
こんな、先生方との「ちょっとしたやり取り」は基本的にはできません。
もちろん、そのために連絡ノートはありますが、細かいニュアンスを伝えづらいし、クレームと思われてもイヤ…ということ、ありますよね。
子どもが車酔いしやすい場合辛い
実際に乗ってみないとわからなかった!というケースもあるのがこちらです。
都心部では車を持っていないご家庭も少なくありませんし、「自家用車は平気だけどバスはなぜか酔う」というケースもあります。
帰りのバスで寝てしまって不機嫌になることがある
園バスのコースによっては、幼稚園を出発してからバス停に着くまで30分以上バスに乗る…というコースも珍しくありません。
特に入園したばかりの年少さんにとって、帰りの幼稚園バスの時間帯はついこの間まで「お昼寝タイム」だった時間帯。ぽかぽかのバスの中で揺られているうちに夢のなか…。
もちろん目が覚めるまで待っているわけにもいきません。せっかくうとうとしているところを起こされて、「自分で歩きなさい!」と言われるわけですから不機嫌はピークになってしまいます。
遠い幼稚園だと役員や参観、病気でお迎えの時に大変
一学年に百人以上も集めるような大規模幼稚園の場合、広範囲に園バス送迎ルートがあります。
なかには電車や車を利用しないと往復できないような遠方までルートを設定しているところも。
「マンションの前にバスが来てくれるからこの幼稚園にしたの」というママさんが後悔していたのは、
という切実なデメリットと不安でした。
人数によってバス停の廃止があることも
園バスのバス停は、基本的に前年踏襲されることがほとんどですが、もちろん「希望者がひとりもいなかった」というバス停は廃止になります。
園によっては、「希望者が〇人以下になった場合は採算が取れないので廃止します」ということもあり得ます。
あまりにも利用数が少ない場合は、そのようなリスクがあることを前提に考えておきましょう。
徒歩通園で幼稚園へ送迎するときのメリット
次にチェックするのは「徒歩通園」で送迎する場合のメリットです。こちらも「入園するまでは気が付かなかったけど…」というポイントがたくさんありますよ!
万が一迎えの時間を忘れても大きな迷惑なりにくい
ちょっとウッカリな自覚がある…というママたちにメリットになるのが
「徒歩通園なら最悪遅刻しても何とかなる」という安心感。
バスの場合は長時間停車できない&一つのバス停の遅れが全体の遅れ
になってしまうため、遅刻厳禁です。
延長保育や習い事に申し込みやすい
最近は幼稚園内で降園後に英語や体操、ピアノにお習字と言った習い事を幼稚園のスペースを貸し出す形で実施する幼稚園も増えています。
また、認定こども園に移行して延長保育を気軽にお願いできる環境も整ってきました。
延長保育や放課後の習い事を利用すれば園バスに乗ることはできません。
もともとお迎えが前提であれば、延長保育や習い事を躊躇する必要がないぶん、気軽に申し込むことができます。
公園遊びや買い物など融通が利く
幼稚園にお迎えに行った後公園でお友達と遊んだり、お買い物に寄ったり…こんなふうにフレキシブルに動きやすいのがお迎えのメリット。
特に、子どもが小さいうちは外で積極的に体を動かしてほしい!と言うママさんなら、幼稚園までの往復の時間は貴重なお散歩タイム。
幼稚園で子どもがどんな風に遊ぶか垣間見れる
我が子が幼稚園でどんな様子でお友達と遊ぶか、気になりますよね。
毎日幼稚園まで送迎すれば、自然とお友達と遊ぶ様子を少しだけ見ることができます。
幼稚園までの途中でお友達と会って一緒に歩いたり、降園後一緒に公園に立ち寄ったりすることが多いのもお迎え組。
子どもの様子を自然と確認できるのは安心ですね。
自転車という選択肢もある
そんな風に悩んでいるなら、「自転車」で送迎するという手もあります。
自転車なら幼稚園まで行く途中に「もう歩かない!」なんて反抗にあうこともありませんし、何より時間がかかりません。
幼稚園に送った後スーパーに買い物に寄るのも便利です。
「久しぶりに自転車乗るから、ちゃんと乗れるか不安だな」
「電動自転車気になるけど、高い。実際どれくらい楽なんだろう?」
子供乗せ電動アシスト自転車のレンタルMBR
がおすすめです!
徒歩通園で送迎するときのデメリット
徒歩通園にももちろんあるデメリット。
「絶対に発生するデメリット」と言うよりは、個人差や幼稚園によっての差が大きいのが特徴です。「我が家にとってはデメリットになる?」という視点で考えてください!
子どもがまっすぐ歩くようになるまで大変
2歩進んでは花を触り始め、
3歩進んで「もう少し!」と思ったところで
「お母さん、抱っこして‐」こんな調子で歩いていたら、いつまでたっても幼稚園につかないよ…
個人差が大きいことではありますが、普段のお散歩や買い物のなかで「フリーダム」な動き方をするのが好き!というお子さんであれば、毎日の往復タイムが強いストレスの原因になってしまうかもしれません。
幼稚園イヤイヤが始まると大変
入園前には絶対にわからないのが「幼稚園イヤイヤ問題」。
「うちの子おとなしいから…」
「うちの子やんちゃだから…」
どんなパターンでも、
入園したときは順調でも、
兄弟と一緒でも、
起こるときは起こるし、起こらない時は起こらないのが「幼稚園イヤイヤ」です。
バス停でイヤイヤをする子を受け取る先生方は慣れていますが、お母さんは「無理に連れて行ったら余計に嫌になっちゃう?っていうかもう疲れた…」となってしまいますよね。
特に、子どもとマンツーマンで向き合わなければいけない徒歩通園の場合は
「通りすがりの人の目も気になる」
「本当に歩いてくれないけれど、ベビーカーにのせるわけにもいかないし…」と
悩みが深くなりがちです。
ママ友トラブルか起こると大変
こちらも「起こるかどうかわからない」トラブル。もちろん同じ園バスでトラブルが起こっても辛いのですが、園バスの場合「バスに乗るのを辞める」という逃げ道があるのに比べて、「幼稚園に送迎するのを辞める」と言う選択肢はなかなか難しいという点で大変度が高くなります。
下の子連れのお迎えが大変
幼稚園までの距離が遠くなればなるほど、帰ってくる時間が早ければ早いほど、下の兄弟がいるママさんは大変です。
ベビーカーにおとなしく乗ってくれている間はともかく、「自分で歩きたい!」となる1~2歳のときは一緒に連れて歩くだけでも一苦労。しかも雨まで降っていたら…歩いて通わせると考えるだけでげんなりします。
今妊娠中の方、上のお子さんが幼稚園在園中に兄弟姉妹を考えている…というご家庭は、少しだけ検討材料に入れておくことをおすすめします。
園バスと徒歩通園で迷った時にチェックすべきこと
幼稚園バス、徒歩通園、メリットデメリットを把握したうえで、どちらを選ぶか悩んだときは、さらに以下のポイントをしっかり確認しましょう。実際に足を運んで確認すること、直接幼稚園に質問して確かな情報で判断することがいちばんの安心材料です!
園バスのコースと人数、雰囲気
同じ幼稚園の同じ園バスコースでも、バス停によって乗降人数に差があります。目の前に公園や広場があるかどうかで、バスを降りてから子どもたちがそのまま遊びだすかが変わります。
それによって、お母さん同士のコミュニケーションの時間もまったく違うでしょう。
バス停の「雰囲気」は、全員が一度に卒園してしまうことがない限り、基本的に翌年も引き継がれていくことが多いので、実際にバスの送迎時間にバス停の様子をチェックしてみましょう!
送迎時間とタイミング
幼稚園の開園時間と、バスの送迎スタート時間は違います。
また、幼稚園の「開園時間」と「開始時間」にも差があります。
全体保育が始まる前に、お友達と一緒に遊びたい!と思っていても、バス送迎では自分の予定に都合の良い時間に到着することはできません。
バス送迎のスケジュールを確認するときは「バス停」を指定して質問しましょう。
警報発令時の対応
大雨洪水警報などの警報発令時、「園バス中止、至急園までお迎え」となるケースが多くなります。
徒歩で往復できる距離、クルマが出せるご家庭でなければ、緊急事態にかえって危険な目にあう…という可能性も。
警報発令時はどのように対処するか確認しましょう。
自宅から園まで・バス停までのルート
「最寄りのバス停」の場所だけはチェックしたけれど、どのようなルートを通って幼稚園に向かうか実は知らない…。という方、少なくありません。
幼稚園選びで気になるポイントはたくさんあるはず!
ママにとっても「この幼稚園でよかったな」と満足できる幼稚園を探したい!
そんな風に考えて、さまざまなポイントで比較すると、どんどん悩んでしまうこと、よくあります。
「C幼稚園は園服可愛いけど値段が高い…」
「D幼稚園はお勉強もしっかり見てくれるみたいだけど、園庭が狭いのが気になる」
園バスにするか徒歩通園にするかは、
幼稚園の選択肢をはじめに挙げるときの絞り込み条件に大きく影響します。
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