「近くにどちらかの親でもいないと、不可能じゃないかな…?」
「旦那とは休日も合わないし、やっぱりワンオペになっちゃうのかな?」
一足早く子どもができた友人の話や、テレビや雑誌での保活騒動を見たりすると
「共働きの子育てって、とっても大変そうだなあ…」と感じてしまうこと、ありますよね。
「みんなやっている事なのに、私は全然上手に子育てできていない…」
「今まさに落ち込んでいる」という方も、先の見えない気持ちになっていませんか?
妊娠中でこれからの子育てに不安を感じている方も、「子育てを楽しんでいる人は大勢いるのに、なんで私は辛いの?」と疲れている方も、
「辛さの原因」を把握して、先回りで排除してしまいましょう!
- 自営業共働き
- 夫婦ともに地元から特急&新幹線の距離
- 年子の男児二人の4人家族
の私の子育て経験と、キャリアコンサルタントのお仕事を通じて知った「仕事と育児の悩みと解決したきっかけ」をまとめてご紹介します!
体力的に辛くて大変な乳幼児期を乗り切る
急な病気、削られる睡眠時間、うまくつかめないリズムなど、体力的な辛さを実感する乳幼児期。
まずは乳幼児期をスムーズに乗り切りたいですよね。
共働きを一時的にお休みする「育児休暇中」に、共働き本番を乗り切るための準備をしておきましょう!
夫の育児休暇取得を目指そう
男性の育児参加の意欲は「人によって大きく違う」ものです。
そのまま放っておけば、育児に関するスキルがパパとママでどんどん差が開いてしまうのは当然です。
「やっぱり赤ちゃんの世話はママじゃないと」
この一言をなくすために、夫の育児休暇取得を目指してみませんか?
「妻の代わりに1歳まで育児休暇取得」といった長期の育児休暇ではなく、数日~1ヶ月程度の休暇取得でも構いません。
数日程度であれば、有給休暇で対応することもできるでしょう。
ベストなのは、「妻の育休明け復帰前後の数日~数週間」です。
子どもが1歳で保育園に入園する場合育児休暇は利用できませんが、1歳前の4月入園などであれば慣らし保育や保育園準備に大人二人で対応できます。
忙しくなる保育園入園後に、働く「ワンオペ」がどれだけ大変かということを旦那様に実感しておいてもらうということにも意味があります。
育休中に、地域の行事には積極的に参加しよう
地域の情報を交換できる顔見知りがいることは、子育てのとても強い味方です。
遠方からも人がたくさん集まるような子供向けイベントなどは参加しやすいのですが、地域の関係性を築ける人との出会いについては期待薄。
児童館の行事や地域のお祭りなど、できるだけ地域に密着したイベントがあれば積極的に参加しておきましょう!
将来、子どもが小学校に入学したあとでも「以前児童館でご一緒してましたよねー?」といった会話ができる知り合いが何人かいれば安心です。
兄弟構成を考えてみる
1人目の出産では「バースコントロール」は一切考えていなかったというご夫婦でも、「二人目はいつ…?」と考えたことがあるのではないでしょうか。
- ひとり一人にしっかり向き合いたいから、あえて6歳あけました
- 将来受験が重ならないように2学年差で
- 何度も育休産休繰り返したくないし、一気に年子で!
- とても二人の育児は難しい。一人っ子の予定です
それぞれのご家庭で優先したいことはかわってきますし、「どういう組み合わせが楽か」一概には言えません。
しかし、話を聞いて「なるほど!!」と納得することが少なくなかったので、「まだ考えもしなかった!」という第一子が小さいうちに検討してみては?
共働き子育てに、余裕を作るための工夫
共働き夫婦に必要なのは、「少しの余裕」があること。
金銭的に、時間的に、精神的に、余裕がない生活を長く続けなくてすむように工夫しましょう!
「子育てと仕事の両立」自体は、決して難しいことではありません!
残業も気しない旦那にイライラする原因「不公平感」
育児中のストレス原因になりがちなのが旦那の家事・育児分担に関する不公平感。
最近では旦那様が「むしろ妻の負担が少ないのでは…?」という不公平感を持つケースもあったりしますが、いずれにしても後々の夫婦関係にも響いてしまいます。
同時に家事をこなすことができたり細かいところに気がついたり、同時にいくつものことがこなせるのは女性ならではの「特性」です。
ただ、その能力について
「こんなことは誰でもできることなのに、旦那はやろうとしない」と考えてしまうのはNGです。
不公平感をお互いに持たないための
工夫として、「ポイント制」などを
取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 掃除機をかける
- 食器を食洗器に入れて乾燥後棚に戻す
- 洗濯機を回して干す
- 保育園に送迎
- 子どもを病院へ連れていく
- 食事の支度をする
など、わかりやすい家事について「1回やるごとに100円、翌月のお小遣い額に反映する」といった工夫で、
「今月は私が動いたけどお小遣い増えたからまあいいや」と気持ちが楽になればそれでOK。
それぞれ全額もらえる原資がなければ、夫:12000円妻:30000円を差し引きして妻だけが多くもらうという手もあります。
「今日は楽なお皿洗い担当でラッキー~」と前向きに家事ができるようになったら成功!
時間的に余裕がなくなる!質の悪い睡眠長時間睡眠
疲れや痛みを感じていると、「悩まなくてもいいところ」まで気になったりしますよね。
毎日元気に過ごすためには健康が第一条件。一番の基本はやはり睡眠です。
とはいえ、「長い時間睡眠をとればとるほど良い」というわけではないのをご存知ですか?
40〜79歳の日本人男女約10万人を、10年間にわたって追跡調査した名古屋大学の研究によると、対象者の平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間でしたが、死亡率が最も低かったのは、男女とも睡眠時間が7時間の人たちという結果でした。睡眠時間が7時間より短い人も長い人とも、死亡率が高くなる傾向が示されたのです。
小さい子供を子育てしていると、寝かしつける夜9時に一緒に寝てしまい、起きるのは朝7時…と1日10時間も寝てしまう方も少なくないのですが、睡眠の質という意味では問題があるのかもしれません。
子どもと一緒に早く寝たい、という場合は、7時間睡眠を目安に朝早起きしてみましょう!
5時に起きても7時に起きても、「もう少し寝ていたいなあ」と思うのは一緒ですが、朝の2時間はさまざまな用事を済ませるのに十分な貴重な時間です。
体力的に余裕がなくなる!「やらなくても済んだ家事」
「何となく習慣でやっている家事」ってありませんか?掃除や洗濯に決まりはありません。
例えば我が家から消えた家事はこちら!
トイレのマットやスリッパの洗濯
トイレからマットとスリッパを撤去して、毎日床をトイレ用ウェットシートでサッと拭き掃除。よほど清潔です。トイレの便座カバーは100均で購入し、1週間程度で使い捨てています。
部屋のスリッパの洗濯
ワンシーズンに1足、1000円程度の新品を購入して使い捨て
台拭きの消毒
すべてウェットシートで使い捨て。
お風呂のカビ取り
お風呂から「溝の蓋」をすべて撤去。むき出しのままにすると乾燥してカビが生えない。お風呂の床は最後に体を拭いたタオルで水気をふき取ってから出ると洗わないで済む。
底値チェックと食材ストック
調味料などのストックは「一個だけ」次のを開けたら購入。底値だから何本かストックしておこう、高いから今日は止めておこうは一切しない。賞味期限切れの心配なし。
シャツはたたまない
シーズンで衣替えするシャツは、普段は針金ハンガーでつるして収納。衣替え時にクリーニングにまとめて出す時は「タタミ」でお願いして収納をコンパクトに。
1つ1つは小さなことでも、
チリも積もれば…です。
「面倒くさいなあ」ということを
何かに変えられないか考えてみましょう。
コツは「節約」と「楽」のバランスです!
罪悪感で余裕がなくなる!子どもとコミュニケーション不足
「子どもとちゃんと向き合っていないな…」
「ついつい後回しにしてしまう」
ちゃんと気を配ってあげたいのに、できていない自分を意識して罪悪感を感じていませんか?
自分たちが子どものころには考えられなかったような便利な最新アイテムがたくさんあります。
子育てにも役立つIoT(Internet of Thingsの略。ネット経由の通信機能とセンサーで利用する機械の総称)を利用した商品を子どもとのコミュニケーションに役立てましょう!
子どもの帰宅時間がわかって安心!スマートキー
子どもに鍵を持たせてお留守番させようと思っても、きちんと部屋の施錠ができるかきちんと予定通り帰宅しているかなど不安はたくさん出てきてしまいます。
職場からチェックできたら安心ですよね。
それを解決するのがスマートキー。今までの自宅の鍵もそのまま使えるうえ、ほとんどの玄関ドアに簡単に設置できます。
月額料金も不要の買い切りタイプでおすすめなのが
Sesame(セサミ)スマートロック。
「ウッカリ鍵をなくしやすい」方にもおすすめです!
通信教育もIoTの時代。勉強開始時間が通知されるスマイルゼミ
タブレットを使用する通信教育として有名なスマイルゼミ。
親としてもうれしい機能が、「勉強の開始時間や勉強した教科」についてメール配信をしてくれるというものです。
アプリを使ってお子さんとメッセージのやり取りをしたり写真を送ったりすることも可能なため、「まだスマホは早いけど、留守番の時にメッセージが送れるものがあればなあ…」という方におススメです。
お小遣い代わりの楽天Edyをキーホルダーに
つい多めに渡してしまうお小遣い。
本当は何に使っているんだろう??
悪いお友達に目をつけられたりしないかしら…。
そんな心配があるなら、「現金」ではなく電子マネーを利用しましょう!
電子マネーと言えばnanacoやSuicaなども思い浮かびますが、おすすめは利用できるお店の範囲が広い楽天Edy。
すべてのコンビニで使えますし、スーパーでも利用できるところが多いのがポイントです。
さらにおすすめなのが、ぱっと見は電子マネーとわかりづらい「キーホルダータイプ」の楽天Edy!
塾の鞄にだけぶら下げておけば、不必要なときは使わせずに済みます。
住まいを選ぶときに調べておきたいこと
共働き夫婦が子育てをするうえで、「住まい」をどこにするかは子育てのしやすさに大きく影響します。
「会社からの距離」だけを気にしがちですが、それ以外にもポイントがあります。
イチから場所を検討するときのチェック項目をピックアップしました!
病児保育をしてくれる病院
「お熱が出ました!」で呼び戻される…が珍しくない保育園時代。1日で治るときばかりではありません。そんな時に頼りになるのが病児保育。
登録しておくことで、急な病気の時に看護体制がととのった環境で子どもを保育してくれます。
病児保育サービスがどれくらいあるか、利用状況などをチェックしましょう。
民間学童サービスで小学校低学年期を乗り切る
最近少しずつ増えているのが民間の学童サービス。英語やプログラミングなどのカリキュラムも組まれ、宿題までキッチリ面倒見てくれる上に送迎サービスや預かり延長サービスなどもあります。
通う予定の小学校に送迎があるか、チェックしましょう!
実は小学校によっていろいろ違うPTA活動
フルタイムでなかなか休みが取れない共働き夫婦が頭を悩ませるのがPTA活動。共働き世帯が増えていることもあり、負担の仕方も変わりつつありますが、実はPTAの活動スタイルは小学校によって大きく変わります。
- 本部役員10名、クラス役員4名、全員が2つずつ当番をする。全員1度は参加
- 本部役員12名、クラス役員1名、必ずしも全員が役員をやらない
- 2年任期の本部役員がすべての当番を担当する
- PTAは廃止。その代わり夏のプールも見守りもなし。
同じ市立の小学校、しかも隣の学区でこんなに大きく違います!早めに情報収集しておきましょう
中学受験を考えているなら
中学受験の受験率、小学校によって大きく異なるのをご存知ですか?
「小学校のうちは、伸び伸び育てたい!」と思っていたのに、高学年になったらみんな塾に通い始めて我が子の遊び相手はいなくなっちゃった…なんてケースもあるくらいです。
逆に、中学受験をする予定でいたのに、受験率が極端に低い小学校だと子ども自身が「なんで僕だけ違う中学校に行かなきゃいけないの!!」となってしまうことも。
先々を見越してエリアを選びましょう!
「悩んでも、仕事を続けていてよかった」と話せる日
今40代後半、50代の友人たちが口をそろえて言う言葉です。
「長く続けられる仕事」は誰しもが簡単に巡り合えるものではありません。
仕事を続けてきたという自信や、パートとは比較にならない給与、仕事で広がる交流関係は、専業主婦では手に入れられない正社員としての実績の証です。