結婚する前は「彼氏が…」「彼が…」だった呼び方、結婚後はどう呼べばいいのかな?と迷っている方に参考になる「結婚後の呼び方」を、シチュエーション別にまとめました!
ふさわしくない言葉を使うことで、
「…え?新婚ボケなの?」
「ちょっとお付き合いは控えたいわあ…」
「あんまり育ちがよくないお嫁さんね」
なんてマイナスイメージがついてしまうのはもったいない!
自然にふさわしい呼び方ができるように、一気に覚えてしまいましょう!
目次
職場など、改まった場での夫の呼び方は?
結婚したはじめのころに迷うのがこちらのシチュエーション。
それまで、どんな状況でも「彼」「彼氏」と言えば自分にとっても相手にとっても違和感はなかったのに、いろいろな言い方があるせいでどうしたらいいか迷う、と感じる人が多いようです。
ビジネスシーン、お店や病院など公共の場所で第三者に夫のことを話す時
結婚報告をしたり、新婚生活についての話題が出たときに、とっさに迷う「彼」の呼び方。
はじめのうちは、「恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃいますが、一般的な言い方に慣れてしまうのがいちばんです。
基本的には、
- 夫
- 主人
このどちらかの呼び方が一般的です。
夫…もっともシンプルで、夫婦間のフラットな呼び方。
公的書類で配偶者のことを記入する欄にも「夫」「妻」と記載されていることもあり、どんな場面にでも使えますが、実際にこの呼び方をする人は少数派です。
主人…夫よりも丁寧な呼び方。
目上の方や、お客様に対してなど、改まった場面で話題にするときにおすすめ
なお、「主人」という言葉に「主従関係」を感じる方も少数ながらいます。
基本的には相手と言葉を合せる使い方をするのが大人のマナーです。
「ご主人はどちらのご出身ですか?」
「主人は東京出身です。」
※相手の夫についての話をするときは「ご」を付けますが、自分の夫の話をするときは「主人」のみです。
「私の夫は辛いものが好きだけど、あなたのところは?」
「私の夫はどちらかというと甘党。ご主人は甘いものがお好きですか?」
※改まった場面で相手の夫について話をするときは、「ご主人」を使うのが一般的です。「もしかすると、相手は不快に思うタイプかもしれない?」と察した場合には、「〇〇さんのお宅では」といった聞き方でもよいでしょう。
「どうぞ旦那さんと一緒にお越しください。」
「主人も喜びます。」
※相手に「旦那さん」「旦那様」と呼びかけられた場合でも、自分から「私の旦那」という言い方をするのは避けた方が無難です。
夫の職場で夫のことを話す時
難しいのが、「夫の職場」での夫の呼び方です。
「ご主人」「旦那さん」と言った代名詞ではなく、「鈴木さんの奥さん」と言うように自分が代名詞になる立場で、自分の夫のことについて話をしなければなりません。
上司にご挨拶するときなどは、
「主人がいつもお世話になっております。」という言い方で問題ありません。
例えば緊急に連絡を取る必要があり、携帯電話に出られない夫を会社の電話に呼び出してもらうときは苗字で伝えましょう。
友人など、親しい人の前やsnsでの夫の呼び方は?
気の置けない友人や、ママ友との気軽な話題で出てくる夫の話をするときは、
- 旦那
- うちのパパ
フランクな呼び方や、普段家族で読んでいる呼び方そのままなど、選択肢がもう少し広がります。
ここでも、相手の呼び方に合わせる方法がスマートです。
「旦那」という言葉は、本来身内に使う言葉ではなかったのですが、むしろフランクに自分の夫について話をするときに使われるようになりました。
そのため、「旦那さん」「旦那様」と敬称をつけて自分の夫を呼ぶことには違和感を感じる人が多いようです。
「旦那さんタフだね!ウチの旦那は弱いわー」
義理実家や親戚の前での夫の呼び方は?
呼び方に関する悩みで最も多いのが、「夫の両親、義理実家での呼び方」です。
結婚するまでは、義理両親と長時間一緒に過ごすことも少なかったので、普段呼びなれなくても、義理両親の前では「名前+さん」と呼んでいました、という方が多いのではないでしょうか。
「両親の前で、呼び捨てにしたり、愛称で呼んだりするのは失礼に当たる!」と考える義理両親かどうかは、はじめのうちは判断がつきませんよね。
慣れるまでしばらくの間は、「名前+さん」付け、で呼びかけるほうが無難です。
- 義理両親の方から「もうそんなに気を使わなくても、普段呼んでる呼び方でいいからね」と声をかけてくれるのを待つ
- 「ご両親の前で呼び捨てなんてできないって言うんだ。僕が違和感あるからいつも通りに呼んでほしいんだけど、そもそもそんなこと気にしないよね?」と、夫から義理両親に確認してもらう
- 出産して「パパ」「お父さん」など立場が変わって呼び方が自然に変わるまで待つ
- 義理母が、自分の夫をなんと呼んでいるかで判断する
義理両親の前で自然にいつもの呼び方で呼べるようになっても、法事など遠い親戚が集まるときなどは「名前+さん」にするなど、臨機応変な対応ができるとベストです!
子どもの前での夫の呼び方は?
「年をとっても仲良し夫婦でいたい!」という方にとって大きな悩みになることもあるのが子どもができたときからの呼び方の変化です。
「お父さんのところにこれを持って行ってね」
「パパもうすぐ帰ってくるって!」
など、子ども目線で呼びかけることが多くなるうちに、ふたりで話をする時にも「お父さん・お母さん」「パパ・ママ」とお互い呼ぶことが増えてしまったりするものです。
「昔と同じように名前で呼んでほしいんだけど、なんだか今さら恥ずかしくなってしまいました…」という状態になる前に、呼び方の癖を直しませんか?
「子どもの前で、今まで通り名前で呼んでいては、子どもも名前で呼ぶようになってしまうのでは?」という心配はいりません!
自然と、子どもと会話をする時と、夫婦で会話をするときの使い分けができてきます。
夫婦間での夫の呼び方は?
人前ではなく、家庭のなかでの呼び方なら、どんなスタイルでもOK!
ですが、夫婦の間の呼び方にも悩みは出てきます。
名前や愛称で呼ぶ
「結婚後、10年たっても20年たっても円満な夫婦でいたい!」と願う方がイメージする「お互いの呼び方」は、やっぱり名前や名前を元にした愛称。結婚前から変わらない呼び方で、年をとっても仲良く呼び合える関係は素敵ですよね。
「若いうちはいいけど、年をとったら少し恥ずかしい」という愛称もあるかもしれませんが、家のなかにいるときくらいは昔と同じように呼んであげてはいかがでしょう?
「パパ・ママ」など、子ども目線の呼び方で呼ぶ
「パパ・ママ」「お父さん・お母さん」といった役割で呼び合う夫婦も、お互いが心地よく感じているなら何の問題もありません。
問題は、「どちらかが不満に思っている状態」。
「子どもの前ではママでもいいけど、ふたりで話しているときもママって呼ばれたら悲しい…」
「私はあなたのお母さんじゃありません!って言いたくなる。義理実家に行くと、お義母さんにも私にも『お母さーん』って呼び掛けていて、本当に嫌!」
呼ばれる夫側にも、不満があるかもしれません。
「人前でお父さん!って言われると、なんだか一気に老けた気がする」
「パパ、って呼ばれるようになったからか、嫁に対して女性と言うよりは家族という印象しかない」
おまえ・あなたという呼び方
最近めったに聞かなくなった「昭和」な雰囲気の呼び方ですが、特に「おまえ」という言葉は喧嘩の時の売り言葉・買い言葉になりがちです。
「おまえ・あなた」という古風な呼び方が似合うには、サザエさんの波平さんのような貫禄が必要かもしれません!
「おい」「ちょっと」など、呼び方がない
いつも夫婦喧嘩が絶えないという友人に話を聞くと、「そもそも、相手に呼びかける必要がない」「名前なんて呼ばれたくない」という拒否反応が出てきてしまいました。
そんな中でコミュニケ-ションをとるには、「おい」「ちょっと」と言った短い呼びかけが精一杯なのかもしれません。
その状況に慣れてしまっているからこそ、久しぶりに名前を呼んでみたら、お互い新鮮な気持ちになれるかも?
少し大変ですが、昔の写真や思い出の品の整理をきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
お子さんと一緒に、昔の写真を見せながら会話をしてみるとワンクッション置けます。
「パパぜんぜん違うねー」
「もう20年前だからね!みんなに〇〇くんって呼ばれていたよ!ね、〇〇くん!」
「ちゃんと名前で呼んでもらいたい」と思っている方は、ぜひチャレンジしてくださいね!
ちょっとユニーク?人前ではNGな呼び方は?
なんだか丁寧すぎる感じがして、「主人」と言うのは何となく恥ずかしい!
昔から自分の両親がこういう言い方をしていたから…
などなど、理由は様々ですがちょっとユニークな少数派の呼び方については、「人前ではやめたほうがいい」というご意見が多数です。
どんな呼び方が「NG」と感じるかについてもご紹介します!
- 相方…お笑い芸人さんをイメージさせる「相方」という言葉。言葉自体は知られていますが、「夫婦」と言う関係を表す言葉ではないよね…という違和感を感じる人が多いようです。
- 連れ…「連れ合い」の略のようですが、こちらは高齢世代によっては一般的な言い方でもあるようです。「言葉だけ古くて違和感」という意見、「お友達に使う言葉だと思うんだけど」というご意見がありました。
- ダーリン…英語圏では「最愛の人」を意味する呼びかけで、女性から男性だけでなく、男性から女性や、子どもに対しても使われる呼び方です。「ご主人、外国の方なの?と突っ込みたくなる」というご意見通り、国際結婚された方に対しては特に問題なしなのかもしれませんね。
- 彼…「結婚前と同じように、『彼がね…』と話されると、『あれ?結婚していなかったっけ…?』と混乱する」というご意見がありました。単なる代名詞として「彼」と使う方もいらっしゃるので、相手によって使い分けできるとよいですね!
- パートナー…「主人は主従関係があってよくない!という主張をされる人なのかしら…?」「事実婚とかで、結婚していないのかしら…?」など、余計な疑問を感じてしまうという意見がありました。「何か主張したいことがある!」という方以外は、使わない方が無難です。
「旦那」は下品?どんな呼び方がいいか、改めて話し合ってみるのも新鮮!
結婚して何年か経つと、「今さら呼び方なんて…」と気にしなくなる方も多いのですが、実は相手は気にしていたり…というケースもあったりします。
毎日やり取りしあう呼び方は、きちんとコミュニケーションをとるための基本と考えてみてはいかがでしょうか。
ずっと「パパ」「お父さん」のように、役割で呼んでいた方なら、久しぶりに名前で呼んでみませんか?
名前で呼んでいた方なら、「実はこんなふうに呼ばれてみたかったな」って呼び方ある?と聞いてみるのも面白いかもしれません。
「子どもが独立したら、なんて呼ぶ?」と将来の呼び方について話をしてみるのも一案です。